現代小説｜今の時代だからこそ響く！おすすめの作品は？

町田そのこさんの「52ヘルツのクジラたち」はいかがでしょう。映画化もされましたが、私は言葉だけで物語が織り込まれるようにして進行していく小説のほうがしっくりきました。とても重いことがさらっと日常の中に存在している、そういう小説です。

こちらの短編小説は読書が苦手な方でも読みやすく、すきま時間に読むことができます。雑誌にも連載された小説もあり、どの作品も読み応えがありますよ。

今の時代を描いた現代小説で綿矢りさ作の「嫌いなら呼ぶなよ」です。悪いのは不倫した自分だと分かっているが、胸で奥でざわつく本音がスパークするストーリーの表題作など全4作が収録されている短編集です。読みやすく、良いのではないかと思います。

朝井リョウの『死にがいを求めて生きているの』です。看護師や大学生、TVディレクターたちが、植物状態の青年と関わるとき、見えない傷が明らかになっていきます。時代をリアルに描いた小説ですよ。

今の時代にピッタリフィットしやすい短編ベストコレクションで、小学館文庫の小説が複数収録された文庫本で、リアルな日常とかを楽しめる面白い作品集になります。読書後に心に残るような印象深い内容の作品は多くあり、自分が想像や創造するような世界観も読み解くことができる本になります。

こちらの短編集で読みやすい現代小説コレクションは雑誌にも掲載された作品が揃っており、読み応えがある作品も多いのがいいです。隙間時間でも読むことができ、それぞれの作品に、想い浸れるのがいいですね。

つい最近文庫化された宮島未奈『成瀬は天下を取りにいく』はいかがでしょう。本屋大賞で１位を獲得した作品で、連作短編集です。主人公の「成瀬」が中学生から高校を出るころまでを扱っており、成瀬が住んでいる街や行く先々で出会う人が、さまざまに視点を変えてつづられます。そして、どの短編も捧腹絶倒のおもしろさです。男子高校生の恋心が成瀬に通じてるのか通じていないのかなど、やきもきもさせられますよ。

地震大国日本だからこそ読んでおきたい一冊！この村上春樹さんの神の子どもたちはみな踊るは、阪神大震災を契機に書かれた短編小説♪常に地震などが身近にある日本人の心に優しく寄り添ってくれる、ゆっくりと味わって読みたいおすすめの一冊です。

現代小説で重松清著の「とんび」です。昭和の高度成長期を舞台にした瀬戸内海の小さな町の運送会社に勤務する男に息子が生まれ、慎ましく幸せに暮らしていたが、妻の突然の死に展開していく父と子の物語で、不器用な父の姿を通していつの世もかわりない不滅の情を描く現代小説です。心に残る作品で、良いのではないかと思います。

「夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024」は、リアルな日常や人間関係を丁寧に描いた現代を舞台にした作品集です。2024年の現代短篇小説のベストセレクションで、今の時代だからこそ共感できるテーマが豊富に収録されています。短篇集なので読みやすく、様々な作家の視点から現代社会を切り取った多彩な物語を楽しめます。読後に心に残る印象的な作品ばかりを厳選した、おすすめの短篇小説集です。

講談社文庫から出版されている甘糟りり子の「産む、産まない、産めない」はいかがでしょうか？出産に関する今の時代だからこそ響くテーマが描かれている現代小説なので、オススメです。

こちらの現代小説の短編ベストコレクションはコミカルなものから怪奇幻想小説とジャンルも豊富で、普段読書をしない方でもすきま時間に手軽に読めるのがいいです。11編の収録もいいですね。

高齢者が増えすぎた日本がとんでもない政策を打ち出したという、出だしから度肝を抜いてくる現代小説なのでおすすめします。社会問題を題材にした、今風の作品なのでよいと思います。

文春文庫から出版されている「夏のカレー 現代の短篇小説 ベストコレクション2024」はいかがでしょうか？今読みたい、人気作家たちのベスト短編集なので、おススメです！

出産がテーマの短編小説はいかがでしょうか。自分が求める幸せは社会や周囲の人たちが決めるのではなく、自分自身が決めるものなんだと強く感じることができるので、おすすめです。

ここ数年過熱気味の婚活に携わる人たちの人間模様が描かれている宮島未奈の婚活マエストロはいかがですか。読みやすいのでおすすめです。

こちらの小説は映画化もされた人気作品で、人間の本質や恋愛模様を楽しむことができます。心理描写うまく、感情移入しやすいのもいいですね。

ＮＨＫでも紹介された長編小説！この村上春樹さんのねじまき鳥クロニクルは、３部構成で重厚感のあるストーリーが魅力的♪過去の歴史と今に繋がる話の展開が趣深く、今の時代へのサジェスチョンもたっぷりと含まれたお勧めの長編小説です。

世間の「常識」や「生きづらさ」に疑問を投げかける風刺的かつユーモラスな一作。社会の中での孤独と適応の難しさを、軽妙に描いています。